Office 365 E5のPSTN通話サービスで取得できる電話番号に日本が追加されている。ただし、現状ではベータ版かつ取得できるのはユーザー用ではなくサービス用と、利用範囲は限られているが、日本国内においてもPBXレス企業向け電話環境の現実味を帯びてきたと言えるだろう。ちなみに、現在はフリーダイヤルと東京のみ選択可能なようで、当方の環境では03-4510-xxxxが取得できた。
Office 365 E5のPSTN通話サービスで取得できる電話番号に日本が追加されている。ただし、現状ではベータ版かつ取得できるのはユーザー用ではなくサービス用と、利用範囲は限られているが、日本国内においてもPBXレス企業向け電話環境の現実味を帯びてきたと言えるだろう。ちなみに、現在はフリーダイヤルと東京のみ選択可能なようで、当方の環境では03-4510-xxxxが取得できた。
Skype for Businessハイブリッド環境でオンプレミス ユーザーをクラウドに移動するには、事前にSkype for Business Onlineまたは同等のライセンスを、移動対象のユーザーに割り当てておく必要がある。同様にクラウドからオンプレミス環境にユーザーを移動させる場合も、ライセンスを割り当てておかないと操作が失敗する。
ライセンスが無い時に表示されるエラーメッセージも表示が変わっているらしく、表示された内容だけでは理解ができないので注意が必要だ。
以前のエラーメッセージは次の通り。
PS C:\> Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred -Confirm:$false
Move-CsUser : HostedMigration fault: Error=(507), Description=(User must has an assigned license to use Skype for Business Online.)
At Line:1 char:1
+ Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : InvalidOperation: (CN=Holly Holt,OU=RTC,DC=contoso,DC=local:OCSADUser) [Move-CsUser]、Ind
exOutOfRangeException
+ FullyQualifiedErrorId : MoveError,Microsoft.Rtc.Management.AD.Cmdlets.MoveOcsUserCmdlet
最近のエラーメッセージは次の通り。
PS C:\> Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred -Confirm:$false
Move-CsUser : インデックスが配列の境界外です。
発生場所 行:1 文字:1
+ Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : InvalidOperation: (CN=Holly Holt,OU=RTC,DC=contoso,DC=local:OCSADUser) [Move-CsUser]、Ind
exOutOfRangeException
+ FullyQualifiedErrorId : MoveError,Microsoft.Rtc.Management.AD.Cmdlets.MoveOcsUserCmdlet
ちなみに、ライセンス割り当てを行ってもすぐに反映されないため、しばらくの間は次のようなエラーメッセージが表示される。
PS C:\>Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred -Confirm:$false
Move-CsUser : このユーザー移動の要求時にサーバーのタイムアウトが発生しました。Get-CSUser を使用してユーザーの状態を確認 してください。ユーザーが対象の展開先に移動されていない場合は、数分待ってからやり直してください。引き続きこのエラーが発 生する場合は、Microsoft サポートにお問い合わせください。ユーザーが既に対象の展開先に移動されている場合は、このエラーは 無視してもかまいません。
発生場所 行:1 文字:1
+ Move-CsUser -Identity holly* -Target sipfed.online.lync.com -Credential $cred
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : InvalidOperation: (CN=Holly Holt,OU=RTC,DC=contoso,DC=local:OCSADUser) [Move-CsUser]、Mov
eUserException
+ FullyQualifiedErrorId : MoveError,Microsoft.Rtc.Management.AD.Cmdlets.MoveOcsUserCmdlet
エッジサーバーは外部通信用と内部通信用の2つのNICが必要になる。
エッジサーバーに限らずマルチホーミング環境では内部の名前解決はHostsファイル、外部の名前解決は外部DNSを参照するように設定するのが一般的だが、エッジサーバーに関しては外部のフェデレーション先アドレスを解決する際にトポロジビルダー上で定義された外部IPアドレスがセットされているNICのDNS参照が必須らしい。
検証環境など手を抜きたいときは外部DNSではなく内部DNSを参照して、内部DNSでルートヒント/フォワーダーが設定されていれば外部の名前解決もできるのだが、エッジサーバーでこのような構成を行うと、外部から内部へのフェデレーション通信は成功するが、内部のユーザーを起点とするフェデレーション通信は失敗してしまう。Skype for Business Onlineとのハイブリッド構成時や、Exchange Online UMを使う場合もフェデレーション通信が行われるためUMアクセスが失敗してしまうので注意が必要だ。
このような内部からの片方方向フェデレーション通信となってしまった場合のクライアントログは次の通り。
RequestUri: sip:bob@onprem.biz
From: sip:john@onprem.biz;tag=5c17c53c41
To: sip:bob@onprem.biz;tag=A5F85B8FC6D035D6C374D40DC023DD3B
Call-ID: 78511d7b701c4ac195d5a5b9a3753698
Content-type: application/sdp;call-type=im
v=0
o=- 0 0 IN IP4 192.168.1.1
s=session
c=IN IP4 192.168.1.1
t=0 0
m=message 5060 sip null
a=accept-types:text/plain multipart/alternative image/gif text/rtf text/html application/x-ms-ink application/ms-imdn+xml text/x-msmsgsinvite
Response Data:
504 Server time-out
ms-diagnostics: 1008;reason=”Unable to resolve DNS SRV record”
;domain=”onprem.biz”;dns-srv-result=”NegativeResult”;dns-source=”InternalCache”;source=”sip.onprem.biz”;OriginalPresenceState=”0″;CurrentPresenceState=”0″;MeInsideUser=”No”;ConversationInitiatedBy=”6″;SourceNetwork=”5″;RemotePartyCanDoIM=”Yes”
Lync/Skype for Business がインストールされているPCに Cisco JabbberをインストールするとOutlookのプレゼンスはJabberからの情報を参照する。
不要になったCisco Jabberを削除してもOutlook プレセンスがおかしくなったまま。アンインストールの過程でほぼすべてのレジストリーを削除するが、次の項目だけは手動で消す必要があるっぽい。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\PersonaMenu]
“EnablePresence”=dword:00000001
このEnablePresenceがあると、メール受信時に、CCフィールドのプレゼンスアイコンだけが表示されないという地味な不具合が発生する。
Office Web Apps 2013 を Windows Server 2012 にインストールするときに、エラーが発生してインストールが完了しないことがある。
イベントID:1000
ソース:Application Error
障害が発生しているアプリケーション名: MsiExec.exe、バージョン: 5.0.9600.16384、タイム スタンプ: 0x5215f49e
障害が発生しているモジュール名: KERNELBASE.dll、バージョン: 6.3.9600.16656、タイム スタンプ: 0x5318237f
例外コード: 0xe06d7363
障害オフセット: 0x00000000000043c8
障害が発生しているプロセス ID: 0xee4
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01cfbb9dda96818e
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\System32\MsiExec.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\system32\KERNELBASE.dll
レポート ID: 1a9d4612-2791-11e4-80b9-00155d0e0209
障害が発生しているパッケージの完全な名前:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:
こんな時は、PowerShellで次のコマンドを実行して再試行してみよう。
Set-ExecutionPolicy “UnRestricted”
Windows Server 2012 R2 上に展開された Lync Server 2013 では TLS キャッシュの絡みで LPE ができないことがある。
この場合、LPEでは「このアカウントに証明書を割り当てることができませんでした」といったエラーメッセージが表示される。同様にLync Serverでは次のイベントが記録される。
—————————————————
イベント 47067,LS UserPin Service
—————————————————
サーバーが HTTP 要求に応答しませんでした。
サーバー LS-STD.contoso.com が宛先 https://LS-STD.contoso.com:444/LiveServer/UserPinService に対する HTTP 要求 PublishCertRequest に応答しませんでした。
原因: サーバーが停止しているか、サーバー間のネットワーク パスが正しく構成されていない可能性があります。
解決策:
telnet を使用してサーバーがターゲット ポートに接続できることを確認してから、再度実行してください。
—————————————————
イベント 47068,LS UserPin Service
—————————————————
GetAndPublish Web サービスが失敗しました。
ユーザー サービス クラスター [ls-std.contoso.com] に関連付けられたデータベースに証明書を発行できませんでした。要求の詳細 – エンティティ: [holly@contoso.com]、デバイス ID: [193E7D7A-1E67-5300-AF65-E3928F3F52A2]、認証されたユーザー: [sip:holly@contoso.com]。
追加のコンテキスト: [Publish_Failure: OtherFailure;HttpNoResponse:”LS-STD.contoso.com”]
原因: リモート サーバーとのネットワーク接続に問題があるか、データベースが停止している可能性があります。
解決策:
ユーザー サービスに到達可能であること、およびデータベースが動作していることを確認してください。
このような場合は、フロントエンドサーバーに次のレジストリキーをセットして、Lync Server 関連のサービスを再起動する。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL]
“EnableSessionTicket”=dword:00000002
出典:http://support.microsoft.com/kb/2901554/ja
Lync Server の中央 Managemet ストアの概要
CMSの複製プロセスなどが解説されている。
メールやWebサイト内のtel:で始まるURIをクリックしたときにLyncを選択できない場合は、アプリケーションとの紐づけを調整する必要がある。下記レジストリを追加することで対応可能
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Lync\Capabilities\UrlAssociations]
“TEL”=”callto”
Network Monitorの後継にあたるMessage Analyzerがリリースされた。
このツールは従来のIPパケットキャプチャーのみならずUSBやBlueToothのトラフィックも解析できるっぽい。また、暗号化通信をデコードした後で解析ができるため、Lync環境でのトラブルシュートに役立ちそうだ。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40308