Windows Server 2012 に Office Web Apps 2013 がインストールできない場合

Office Web Apps 2013 を Windows Server 2012  にインストールするときに、エラーが発生してインストールが完了しないことがある。

イベントID：1000
ソース：Application Error

障害が発生しているアプリケーション名: MsiExec.exe、バージョン: 5.0.9600.16384、タイム スタンプ: 0x5215f49e
障害が発生しているモジュール名: KERNELBASE.dll、バージョン: 6.3.9600.16656、タイム スタンプ: 0x5318237f
例外コード: 0xe06d7363
障害オフセット: 0x00000000000043c8
障害が発生しているプロセス ID: 0xee4
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01cfbb9dda96818e
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\System32\MsiExec.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\system32\KERNELBASE.dll
レポート ID: 1a9d4612-2791-11e4-80b9-00155d0e0209
障害が発生しているパッケージの完全な名前:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:

こんな時は、PowerShellで次のコマンドを実行して再試行してみよう。

Set-ExecutionPolicy “UnRestricted”

Lync Phone Edition (LPE) が正常にレジストされない場合

Windows Server 2012 R2 上に展開された Lync Server 2013 では TLS キャッシュの絡みで LPE ができないことがある。

この場合、LPEでは「このアカウントに証明書を割り当てることができませんでした」といったエラーメッセージが表示される。同様にLync Serverでは次のイベントが記録される。

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イベント 47067,LS UserPin Service

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サーバーが HTTP 要求に応答しませんでした。

サーバー LS-STD.contoso.com が宛先 https://LS-STD.contoso.com:444/LiveServer/UserPinService に対する HTTP 要求 PublishCertRequest に応答しませんでした。

原因: サーバーが停止しているか、サーバー間のネットワーク パスが正しく構成されていない可能性があります。

解決策:

telnet を使用してサーバーがターゲット ポートに接続できることを確認してから、再度実行してください。

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イベント 47068,LS UserPin Service

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GetAndPublish Web サービスが失敗しました。

ユーザー サービス クラスター [ls-std.contoso.com] に関連付けられたデータベースに証明書を発行できませんでした。要求の詳細 – エンティティ: [holly@contoso.com]、デバイス ID: [193E7D7A-1E67-5300-AF65-E3928F3F52A2]、認証されたユーザー: [sip:holly@contoso.com]。

追加のコンテキスト: [Publish_Failure: OtherFailure;HttpNoResponse:”LS-STD.contoso.com”]

原因: リモート サーバーとのネットワーク接続に問題があるか、データベースが停止している可能性があります。

解決策:

ユーザー サービスに到達可能であること、およびデータベースが動作していることを確認してください。

 

このような場合は、フロントエンドサーバーに次のレジストリキーをセットして、Lync Server 関連のサービスを再起動する。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL]

“EnableSessionTicket”=dword:00000002

出典：http://support.microsoft.com/kb/2901554/ja

Lync Server の中央 Managemet ストアの概要

Lync Server の中央 Managemet ストアの概要

CMSの複製プロセスなどが解説されている。

tel: で Lync から電話を掛ける

メールやWebサイト内のtel:で始まるURIをクリックしたときにLyncを選択できない場合は、アプリケーションとの紐づけを調整する必要がある。下記レジストリを追加することで対応可能

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\15.0\Lync\Capabilities\UrlAssociations]
“TEL”=”callto”

Microsoft Message Analyzer

Network Monitorの後継にあたるMessage Analyzerがリリースされた。
このツールは従来のIPパケットキャプチャーのみならずUSBやBlueToothのトラフィックも解析できるっぽい。また、暗号化通信をデコードした後で解析ができるため、Lync環境でのトラブルシュートに役立ちそうだ。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40308

Lync Server バルス!

Lync Server にはすべてを破壊するコマンドが存在する（実際にはすべての状態をロールバックするのだが。。）
何もそこまで消さなくていいだろうというところまできれいにしてくれる。

PS C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2013\Deployment> .\Bootstrapper.exe /scorch
次の場所に状態のログを記録します: C:\Users\administrator.CONTOSO\AppData\Local\Temp\Bootstrap-CsMachine-[20
31_48].html
ブートストラップの前提条件をチェックしています…
前提条件 WMIEnabled をチェックしています…前提条件が満たされました。
前提条件 NoBootstrapperOnBranchOfficeAppliance をチェックしています…前提条件が満たされました。
前提条件 SupportedOS をチェックしています…前提条件が満たされました。
前提条件 NoOtherVersionInstalled をチェックしています…前提条件が満たされました。
使用していない役割を無効にしています…
PowerShell コマンドを実行しています: Disable-CSComputer -Confirm:$false -Verbose -Scorch -Report “C:\Users\
.CONTOSO\AppData\Local\Temp\Disable-CSComputer-[2013_06_24][23_31_57].html”
OcsMcu.msi(ASMCU, AVMCU, IMMCU, OcsMCUCommon) を削除しています…成功
AdminTools.msi(Feature_AdminTools) を削除しています…成功
Ats.msi(Feature_Ats) を削除しています…成功
CAA.msi(Feature_CAA) を削除しています…成功
CAS.msi(Feature_CAS) を削除しています…成功
CPS.msi(Feature_CPS) を削除しています…成功
PDP.msi(Feature_PDP) を削除しています…成功
Rgs.msi(Feature_RGS) を削除しています…成功
AppServer.msi(Feature_AppServer) を削除しています…成功
DataMcu.msi(Feature_DataMCU) を削除しています…成功
MgmtServer.msi(Feature_FTA, Feature_Master, Feature_MGMTServer) を削除しています…成功
MediationServer.msi(Feature_MediationServer) を削除しています…成功
Server.msi(Feature_Server) を削除しています…成功
WebComponents.msi(Feature_Web_AddressBook_Ext, Feature_Web_AddressBook_Int, Feature_Web_AdminUI_Int, Featur
cover_Ext, Feature_Web_Autodiscover_Int, Feature_Web_CertProv_Ext, Feature_Web_CertProv_Int, Feature_Web_Da
Feature_Web_DataCollab_Int, Feature_Web_DataMCUWeb_Ext, Feature_Web_DataMCUWeb_Int, Feature_Web_DevUpdate_
Web_DevUpdate_Int, Feature_Web_Dialin_Ext, Feature_Web_Dialin_Int, Feature_Web_GroupExpansion_Ext, Feature_
nsion_Int, Feature_Web_HybridConfig_Ext, Feature_Web_HybridConfig_Int, Feature_Web_JoinLauncher_Ext, Featur
ncher_Int, Feature_Web_LocationInfo_Int, Feature_Web_Lwa_Ext, Feature_Web_Lwa_Int, Feature_Web_Mcx_Ext, Fea
Int, Feature_Web_PassiveAuth_Ext, Feature_Web_PassiveAuth_Int, Feature_Web_PersistentChat_Int, Feature_Web_
tRM_Ext, Feature_Web_PersistentChatRM_Int, Feature_Web_Powershell_Int, Feature_Web_Reach_Ext, Feature_Web_R
ture_Web_Rgs_Ext, Feature_Web_Rgs_Int, Feature_Web_RgsConfig_Int, Feature_Web_StoreWeb_Ext, Feature_Web_Sto
ature_Web_Ucwa_Ext, Feature_Web_Ucwa_Int, Feature_Web_WebScheduler_Ext, Feature_Web_WebScheduler_Int, Featu
ket_Ext, Feature_Web_WebTicket_Int) を削除しています…成功
ReachFonts.msi(Feature_Web_ReachFonts_Ext, Feature_Web_ReachFonts_Int) を削除しています…成功
WebComponents.msi(Feature_Web_External, Feature_Web_Internal, Feature_Web_Common) を削除しています…成功
XmppTGW.msi(XmppTGW) を削除しています…成功
完了しました。
ログ ファイル: %TEMP%\Bootstrap-CsMachine-[2013_06_24][23_31_48].html

Lync 2013 Translator

Lync Translator というアドインを使うとリアルタイムに IM メッセージを翻訳してくれる。
Lync 2010 は 下記サイトからインストーラーが提供されていたが、Lync 2013 ではレジストリを直接いじることで利用できるみたいだ。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=26136

追加するレジストリキーは次の通り。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Lync\Addins\{2b26edf9-92e0-4d9c-9d7a-f772fcd4f31b}]
“Name”=”Lync Conversation Translator”
“Parameters”=””
“ExtensibilityApplicationType”=dword:00000000
“ExtensibilityWindowSize”=dword:00000001
“DefaultContextPackage”=dword:00000000
“InternalURL”=”http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=68810&Lync=y”
“ExternalURL”=”http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=68810&Lync=y”

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Lync\Security]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Lync\Security\Trusted Sites]

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Lync\Security\Trusted Sites\conversationtranslator.cloudapp.net]
“http”=dword:00000001
“https”=dword:00000001

当然ながら、レジストリ操作による不具合はMicrosoftではサポートされないため注意が必要だ。

ファイルまたはアセンブリ ‘Microsoft.Build.Utilities, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a’、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。

Office Web Apps を Windows Server 2012 で動作させようとすると、次のようなイベントが発生し正常に動作しないことがある。この場合、Lync Server 2013 環境ではPowerPoint を使った会議ができなくなってしまう。

Event code: 3008
Event message: 構成エラーが発生しました。

Exception information:
Exception type: ConfigurationErrorsException
Exception message: ファイルまたはアセンブリ ‘Microsoft.Build.Utilities, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a’、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。 (C:\Program Files\Microsoft Office Web Apps\BroadcastServices_Host\web.config line 44)

ファイルまたはアセンブリ ‘Microsoft.Build.Utilities, Version=2.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a’、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。

Office Web Appsの前提として.Net 3.5が必要となるが、Windows Server 2012 ではインストールされないので手動追加が必要となる。次のコマンドを実行すれば解決する。

Add-WindowsFeature NET-Framework-Features,Net-Framework-Core

 

“トポロジの変更を公開できません。1 つ以上の削除されたアプリケーション サーバーにコール オービットがまだ存在しています”

Lync Server でプールを削除しようとしたときに、コールパーク番号(オービット)の情報が残っているとトポロジの公開に失敗する。この時に表示されるログは次の通り。

Error: エラーが発生しました: “System.InvalidOperationException” “トポロジの変更を公開できません。1 つ以上の削除されたアプリケーション サーバーにコール オービットがまだ存在しています”

このような場合、Remove-CsCallParkOrbit コマンドを実行して不要な情報を削除する。

CMS (Central Management Store;中央管理ストア) の移行方法

CMS (Central Management Store;中央管理ストア) の移行方法

1. 既存トポロジのバックアップ
Export-CsConfiguration -FileName <filename.zip>

2. CMSの移行先データベースの作成
Install-CsDatabase -CentralManagementDatabase -UseDefaultSqlPaths -SqlServerFqdn <new-cms-server-fqdn>

3. CMSの移行
Move-CsManagementServer

4. 設定の確認
Get-CsService -CentralManagementDatabase
Get-CsService -CentralManagement
Get-CsManagementConnection